一般公道を使用して自転車ロードレースを日常的に開催するという文化は、まだまだこの国には理解されていないのが現状です。我々サイクリストにとって、ロードレースの盛んな国々と同じレベルのレースが各地で開催されることが将来の夢であり、目標です。
私のいつものトレーニングコースは故郷の木曽町開田高原であり、王滝村 牧尾ダム湖、木曽おんたけ山でした。高校生の時初めて知ったツール・ド・フランス。いつかこのいつもの練習コースでレースが出来たら、その思いを40年以上も持ち続けられたのは、紛れもなく自転車の魅力。そして木曽の大自然の魅力に他なりません。
公道レースに拘り、開田高原藤沢水芭蕉群生地のある水芭蕉公園周辺道路をお借りして11年間にわたり開田クリテリウムを開催してまいりました。また、2020年から学生連盟様と牧尾ダム湖で個人タイムトライアル、木曽おんたけ田の原線でスキー場フィニッシュのヒルクライムレースを開催し、今年4年目になろうとしています。地元の自転車レースを知らなかった方々に自転車の魅力を、そしてレースの興奮を少しは伝えることができたのではないかと自負しております。
公道にもいろいろあります。村道、町道、市道、県道、国道、レースを開催する際に県道、国道を使用することは国体、世界選手権、オリンピックなど国を挙げてのイベント以外ではかなり難しい領域となります。
しかし、前述の通り、開田クリテリウム、牧尾ダム湖での個人タイムトライアル、木曽おんたけ田の原線でのヒルクライムレースを開催し続けることにより、地元の方々の理解をしっかり得ることが出来、この度JBCF様のご協力のもと2Daysのレースを開催できる運びとなりました。
地元自治体の皆様はじめ、受け入れていただいた地元の方々全ての方に感謝申し上げます。そして、これまで我々クラブチーム開催の大会に何回も参加いただいた選手、審判、関係スタッフの皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。これからは皆様のご協力のもと開けた木曽おんたけエリアでのレース開催の道をさらに大きく広げ、さらに多くの皆様に喜んでいただけるよう努めてまいります。
今まで木曽おんたけエリアをご存じの方もご存じでなかった方も、本大会をきっかけに木曽おんたけエリアの雄大な自然をご堪能下さい。
そして、自転車の持つ魅力を、可能性を共に発信していただけましたら幸いです。
2023年4月吉日 イナーメ信濃山形 代表・監督 中畑 清
